こんにちは。株式会社藤田建装 代表取締役の藤田です。当社に興味を持っていただき、ありがとうございます。このWEBマガジンでは「藤田建装の歴史」「藤田建装の強み」などをご紹介します。コンテンツを通して、当社を少しでも深く理解していただければ幸いです。
■大正13年創業。老舗企業のルーツとは。 商業施設のインテリア企画・設計・施工・監理などを事業とする当社のはじまりは、大正13年。 藤田店飾商店として創業しました。当時は商品台・ショーケース等をオーダーメイドで制作。多様な商品の中でも、独自のアイデアで制作したケースが菓子業界で大ヒットし、当時、東京にあった菓子店のほとんどに導入されていました。 ■個人商店からスーパーマーケット時代の到来。 その後、セルフ販売のスーパーマーケットを日本で先駆けて展開した企業(丸正食品)に対して店舗コーディネートを行なったことがキッカケで、美容室、レストラン、喫茶店など様々な店舗へ営業を行ない店舗設計、施工を手掛けるようになりました。そして法人化して約24年後、「藤田建装」に社名を変更。既に根づいていた「良いものを安く提供する」というポリシーのもと、実績を築いていきました。その後の高度成長期も、施主は決まった協力業者に仕事を依頼するのが業界の常識。いくら質の高い仕事をしても、新たなお客様から依頼を頂くことが難しい時代でした。 ■激化する価格競争。「良いものを安く」提供し続ける今日。 1990年代にはバブルが崩壊し、この仕組みは大きく変化。競争社会になり、良いものを安く提供する業者に依頼が集中するようになりました。これは当社にとって、大きなチャンス。当時、組織は以前よりも大きくなってきていたため、モノづくりにこだわりながら「良いものを安く」というスタンスは変えずに、営業方針を変えました。それまでのように内装に加えて商品の仕入や陳列なども含めたコンサルティング営業だけを主力にするのではなく、コンサルティングをせずとも仕事を頂けるよう「モノづくりに専念する」ことに注力していったのです。これが藤田建装の「モノづくり魂」のルーツです。
■モノづくりに専念できる環境を追求し続ける。 良いものを安く提供し続けるために、モノづくりに専念する。その判断は正しかった。当社の仕事は世の中で高く評価され、依頼はどんどん増えました。私は経営者として、社員がモノづくりに打ち込める環境とはどんなものか、考え続け、挑戦を繰り返しました。お客様のニーズを素早く形にするために一人の社員が一物件に常駐し、完全分離発注制度の強化をするため細分化した職種におけるプロ集団をつくり、モノづくりの精度を高めていったのです。「良いものを安く」にこだわる中で中国工場の設立も行ないました。 「完全分離発注制度」と「中国工場」は今日の当社の大きな強みとなっています。お客様のニーズに応えていくため、これらの強みをさらに追求し「モノづくり、一直線」の環境づくりを続けていきます。 >>完全分離発注制度 制作・施工監理担当が、施工案件の全工種について最適な監理者を一人ひとり選び、施工を監理する方式。業界内では受注後の実務を下請け会社に全て依頼し、施工に必要な各工種の専門業者選定も社外に委託する企業が少なくありません。当社ではすべての協力業者を自社で厳選して監理することにより、低価格・高品質の維持を実現しています。 >>中国工場 店舗施工で必要とする特注家具・什器などの製造をするため、2004年4月に中国に工場を設立し、コスト削減を実現しました。良い木材を安く仕入れるために、最高気温-22℃という極寒の地へ買いつけに行ったこともありました。現在では、300名近い職人が工場で高品質の特注家具・什器などをつくっています。